
多田寺(ただじ) (小浜市多田)
本尊の木造薬師如来立像(重文)は眼病に霊験あらたかといわれ、特に春秋の彼岸には「多田のお薬師さん」参拝で賑わいをみせます。
また、木造十一面観音菩薩立像(重文)は孝謙天皇を模したと伝えられ、穏やかな微笑みを浮かべた表情が印象的です。
場所
・多田寺
・福井県小浜市多田27-15-1
・駐車場:20台無料
アクセス
・JR小浜駅から3.4km
・JR東小浜駅から2.0km 駅にレンタサイクル有り
・舞鶴若狭自動車道 小浜ICから車で5分
・北陸自動車 道敦賀ICから車で65分
拝観料・時間
拝観料 | 400円 |
拝観時間 | 09:00 ~ 16:00 |
※12月~2月の拝観は事前予約が必要です。
札所
- 北陸観音霊場第4番札所
- 北陸白寿観音霊場第2番札所
- 若狭観音霊場第18番札所
重要文化財
木造薬師如来立像 | 多田寺の本尊で、平安時代初期の作。像高192.5cm。
本体から台座蓮肉まで通してカヤの一木造、薬壺を持たない薬師如来である。 下半身部分のY字状の衣文の処理は唐招提寺旧講堂薬師如来像、神護寺薬師如来像などの平安初期彫像に共通する様式である。 旧日本三大薬師の一つとして主に眼病祈願の参拝客が多い。 |
木造十一面観音立像 | 頭上に菩薩面を表した十一面観音像であるが、当寺では薬師如来の脇侍として日光菩薩と称されている。
奈良時代末期から平安時代初期の作。 像高154cm。 カヤの一木造。 胸飾、瓔珞(ようらく)を本体と共木から彫出する点、両足部の衣文構成などに奈良時代の作風がうかがえる。 |
木造菩薩立像 | 薬師如来の脇侍として月光(がっこう)菩薩と称されているが、本来の像名は不明。平安時代初期の作。
像高144.2cm。 カヤの一木造。 |
県指定有形文化財
木造阿弥陀如来坐像 3躯 |
藤原時代の作。
桧材割矧造、彫眼、漆箔。像高は各92.5㎝、91.5㎝、144.5㎝。 |
木造四天王立像 4躯 |
藤原時代の作。
像高は持国天121.6cm、増長天119.5cm、広目天118.8cm、多聞天117.4cm |
市指定文化財
本堂 | 1807年(文化4年)に再建。
三間×三間の内陣前に三間×一間の礼堂を設ける |